趣味悠々|山で元気に! 田部井淳子の登山入門 「ルーさん登山をちょっと好きになる」編

第5回 高山に挑戦!中央アルプス・木曾駒ヶ岳(前編) 放送 8月26日(水)

出演:田部井淳子ルー大柴


登山前の「世間話でリラックス」時に少しだけルー語。歩き始めてかなり経ってから、急斜面を見上げて先を登る人たちを「なんていうかクライミングしていますね」と発言。山頂に登ると「初めて登山の楽しさが分かったような気がします」 そして、中央アルプスの360度のパノラマを見渡して思わず「ワンダホー!」 ルー語頻度でルーさんのコンディションを推し量るのも一興です。


シャキッとした田部井先生の説明はとにかく分かりやすい。初心者のルーさんが登山を好きになってくれるようにと、さりげなく気を遣うお人柄が伝わる、素晴らしい講座。

  • ケーブルカーで上ったら、すぐに登山を開始せず、世間話でリラックスしながら高度に慣れる。
  • 歌って肺に空気を送り込むのも効果的*1
  • 天候が悪くなったら「勇気ある撤退」。決断は早めに*2
  • 重ね着で調節して温度管理を。歩き始めは「少し肌寒いかな」と思うくらいで適切。
  • 雪の残る場所は、つま先を雪に蹴り込むようにして小幅で歩く。
  • 「浮き石*3」に気をつけて。ストックでも突かないように。
  • 上から落石があったら、「ラーク!*4」と大きな声で後続に知らせ、石のぶつからない場所に退避。


などなど、登山好きな方には基本なのかもしれませんが、「知ってると知ってないじゃ、山で生き残れる確率が全然違う」と思える知恵が満載。登山に全然興味のなかったわたしでも、引き込まれてあっという間に番組終了時間でした。


次回は木曾駒ヶ岳後編。初めての山小屋宿泊。ルーさんを元気づけようと朗らかな田部井先生と、ちょっと不安げなルーさんの対比が予告にもありありとw 来週が待ち遠しいです。

*1:田部井先生もルーさんもお腹からいい発声!

*2:吹雪で視界ゼロ。撤退決定時少しホッとしているルーさん

*3:手や足を載せるとグラグラするような石

*4:「落石」の「ラク」と英語で「岩」の「ロック」を掛けたような登山用語だそうです