再来年の大河ドラマ「平清盛」を勝手に予想。

姉さん、事件です!再来年の大河ドラマは「平清盛」、脚本は「ちりとてちん」の藤本有紀さんです!!!! 今日(もう昨日)はこのニュース聞いて以来全く仕事が手に着きませんでしたよw

ほぼ全話を出勤前、お昼休み、帰宅後と3回も見ていたほど「ちりとてちん」の大ファンでした。毎週月曜から金曜は糸子さんやおじちゃんや小草若ちゃんや四草さんに笑わされ、毎週土曜は「あれってその伏線だったの?!」と驚愕しながら泣かされ。藤本さんのただならぬ構成力に「絶対近いうちに大河を書くだろうなあ」と思っていたんですが、ようやくというか、とうとうというか!嬉しすぎて、出来る事なら来年のむかいりの大河(主演は上野樹里ちゃん)を早送りで見切ってしまいたいくらい?!

以下、引用部分は大河ドラマスタッフブログに掲載された、脚本の藤本有紀さん、プロデューサー、ディレクターの皆さんのコメント。

作 藤本有紀
平清盛」と聞いてまず思い出すのは「祗園精舎の鐘の声、諸行無常の響あり」という『平家物語』の有名な語り出しです。 けれどもこの時代の多くの資料をあたった今、私は「平清盛」というと「祗園精舎の鐘の声」よりも、後白河法皇の愛した今様の、この有名な一節を思い出します。「遊びをせむとや生まれけむ、戯れせむとや生まれけん」。 この歌の解釈は諸説ありますが、私にはこの「遊び」「戯れ」が「生きる」ことそのものを意味するように感じられ、この一節こそが平清盛とその時代の"テーマソング"にふさわしいと感じるのです。
<中略>
子どもが夢中で遊ぶように、生きることに熱中した人々の物語。それが私の描きたい『平家物語』であり、平清盛の物語です。

藤本さんの作品は、「ちりとてちん」も「咲くやこの花」も個性的なキャラクターたち、「朝ドラなのに前向きじゃないヒロイン」が登場する絶妙な塩梅の人生観、落語や百人一首を総動員した言葉遊び、随所に散りばめられた伏線を見事に回収していく構成力、無駄な説明台詞ゼロで練りに練った(でも自然な)台詞など、魅力が多すぎて語りつくせないほど。でもやっぱり縦軸になるテーマが首尾一貫していた事が最大の魅力だったように思います。今回のテーマは「生きることへの情熱、熱中」。今の世相と真逆な感じですよね。どっちかというと「後ろ向きだけど何かに目覚めて生き生きとしだす」主人公の描き方が上手い人なので、どう料理してくれるのか・・・武者震いがするのぉお!

肝心の平清盛像なんですが・・・

ドラマ番組 チーフ・プロデューサー 磯智明
清盛は青年の頃(ころ)、大きな体格の上に高い下駄(げた)を履いて、京の町を闊歩(かっぽ)していたそうです。「無頼の高平太」と呼ばれた青年が、さらに大きく成長を遂げていくドラマを通して、元気と感動をお送りしたいと思います。ご御期待下さい。

チーフ・ディレクター 柴田岳志
そうか、平清盛は瀬戸内の海賊王だったのか!と思った瞬間、次のイメージが浮かんだ。
帆船の先端で、太刀を担いで仁王立ちとなる清盛の勇姿。
海賊どもをひきいて颯爽(さっそう)と海を渡る若き暴れん坊――。そんな活力ある、はじけた平清盛を描けたら

藤本さんで、「俺は海賊王になる!(違)」な大きな体格の無頼の青年って・・・どうしても草々さん(青木崇高が頭をよぎります。ゲタ履いてたしw。が、ムネムネは「ちりとてちん」でかなりワイルドな役をやっていたので、同じ役柄を繰り返すようなことはないですよね。

あえて若い俳優さんが主演するなら、無難な所で清盛は小栗旬か、NHKらしく伊勢谷友介。で終生のライバル後白河法皇ARATAだったら、かなり面白そう!この際ARATA後白河法皇なら、清盛は誰でもいい気がしてきました(こら!)。

とはいえ、どんなに演技力があっても若すぎる主役は「天地人」でイタい目見たので、普通に考えて、40代の俳優さんで行くのでしょうね。清盛は大河の常連だと堤真一阿部寛か佐々木蔵之助になってしまいますが、主役は大河に出た事がない人を持ってくる事が多いので、大穴で浅野忠信とか?でも浅野忠信を一年拘束してしまうと、日本映画界が危機に瀕する可能性がある?!ので、無理そうですよね。

他に、背が高くて体格が良くて、元気があって、リーダーシップもありそうな人だと・・・金城武坂口憲二竹野内豊長瀬智也とかもあてはまっちゃうのかな。藤本さんとコンビでちょっとした黒歴史(こら)を作ってしまった坂口憲二以外ならどの人もいいな、と思ってしまいます。

この時代に詳しくないのでいい加減な事は言えませんが、NHKのあらすじを読んだ限りでは、このドラマで(少なくとも前半)一番オイシイ役は後白河法皇、次が血はつながらないが清盛を可愛がってくれた義父の平忠盛のようなので、やっぱり忠盛は渡瀬恒彦@草若師匠で見たい!です。藤本さんだし、これはありえそう。

後白河法皇は「義経」では平幹二朗後白河法皇を演じていて、まさに怪物!という感じでしたが、若いころ、歌いすぎて声が出なくなってもまだ歌ってたくらいの遊び人だった姿も描くはずなので、ちょい線の細いくらいの人が演じても面白いのかも。豊川悦史とか? 今2chの予想スレを覗いたら、野村萬斎という案があって、膝うっちゃいました。萬斎さんなら、遊び人から食わせ者のフィクサーまで、自由自在に演じてくれそう。

藤本作品出演済みから、何人くらい出てくれるかな・・・。草若師匠、四草(加藤虎ノ介)さん、連投だけど草々(青木崇高)さん、貫地谷しほりちゃん、平岡祐太君、成海璃子ちゃん、百敷屋の若旦那が最高だった内田滋さんあたりはきっと出てくると思います。本業の狂言師が忙しいのか、その後ドラマ出演の様子がありませんが、やっぱり小草若ちゃん(茂山宗彦さん)には平安貴族役か何かで絶対出てきてほしいですv

以下、自分の覚えのために公式のあらすじの引用です。

Story/ストーリー

平安末期、海の一族・伊勢平氏は瀬戸内の海賊退治によって貴族社会にその存在を示していた。清盛は養父・忠盛のもとで一人前の武士となるように育てられ、「人の絆(きずな)」の大切さを学ぶ。また清盛は船上での生活で先見性や判断力を身につけ、外国商人や海賊たちと渡り合う中でたくましい男として成長していく。
京に上ると清盛は個性的な仲間と出会う。ライバルとなる源義朝(よしとも)、後に歌人西行となる文武に秀でた佐藤義(のり)清(きよ)、そして繊細・奔放(ほんぽう)な少年から日本一の権力者「大天狗」へと変(へん)貌(ぼう)を遂げる雅(まさ)仁(ひと)親王(しんのう)(後白河天皇法皇)。若き清盛は彼らとともに世の中を見つめ、それぞれの夢を語り合った。
時は戦乱の世を迎える。王家(天皇家)の後継争いに始まった保元・平治の乱。そこで清盛が見たのは、子が親を兄が弟を殺す地獄絵図だった。
その中で清盛は、朝敵となった源義朝を討てとかつての雅仁親王後白河上皇から命ぜられる。だが義朝の嫡男・頼朝には恩情をかけ命を救ってしまい、この判断が大きな悲劇を生むことになる。
京を舞台にした戦いで、藤原摂関家や源氏が力を失う中、清盛は「武家の棟梁」となり中央政界を左右する存在となる。盟友であった後白河法皇院政を行い、政治権力をふるい、両者は同盟を結ぶものの、やがて厳しい対立関係に入る。そんな清盛を支えたのが家族だった。実の親を知らず、忠盛の情愛の中で育てられた清盛は、家族の絆を何よりも大切だと感じていた。しかし清盛が最愛の長男・重盛を病で失うと、後白河は平家一門の追い落としをはかる。ついに堪え切れなくなった清盛はクーデターを起こし、法皇院政を停止して、最高の権力者となる。日本史上初めて武士が政権のトップにつくことになった瞬間だった。
そして400年ぶりに都を京から福原(現・神戸)に遷(うつ)し、自らの夢に立ち返った政治を行おうとした。それは巨大な貿易港を築き、日宋貿易を中心とした、海外に開けた交易国家を作ることだった。だが、あまりに急進的な改革だったために、世間の不評を買い、天下の大悪人とされてしまう。
こうした世論に乗じて、後白河法皇は平家追討令を出した。頼朝を先頭に、源氏一族が全国で呼応する中、清盛は熱病で命を絶つ。子供たちは父の名誉を守るために果敢に戦うが力尽き、平家一門は父・清盛が愛した海に消えるのだった――。