板尾ロマン 2011/01/11

ようやく見る事が出来ました。

板尾さんが名前を貸してあげる事で、無名の若手芸人たちに売れるチャンスをあげよう。そんなロマンチスト板尾さんの男意気を感じるステキ企画。冒頭の白いタキシード姿で階段を降りながら語る板尾さんによれば「番組内容に一切関知していない」そうです。クレジットも企画・構成でもプロデューサーでもなく「ロマンチスト」ステキだv

レギュラーは、チーモンチョーチュウジューシーズ御茶ノ水男子スリムクラブの4組、計9人(ジューシーズはトリオ)。す、すみません、わたくし正直チーモンですら名前と顔が一致しないていたらくなので、スリムクラブ以外が全く見分けが付きません>< なぜ吉本の若手はみんなライセンスみたいな斜め前髪にしたがるのだ。ありゃあ超男前コンビだから成立するのであってじゃな、とひとしきり説教をしたい気持ちをぐっと抑えて、一人だけ見分けのつくジューシーズの丸っこい人(内山君:仮名)にやや好感を覚えつつ、頑張って見てみました。みんな若くて、スリムおじさんたちは一回り上の保護者みたいに見えます。そして若者たちに呼び捨てにされてるスリムさんたちw*1

長くなってしまったので、たたみます。

かなりの低予算番組らしく、どこかの会議室みたいな所に中学生ジャージ姿で全員集合。今日の企画は「誰がどこで何をした作文」コント。

なにしろレギュラーが9人もいるので、普通にコントをしようと思っても時間が足りないようです。そこで「作家(4人)」「コメディアン(2人)」「厳しい客(3人)」の3グループに分け、作家はそれぞれ「誰が」「誰と」「何をして」「どうなったか」を考え、それをコメディアン2人がほんの数十秒の猶予の後にぶっつけで、コーヒーを口に含んだ「マジ歌」形式の客3人に笑ってもらうべく演じます。客を笑わせる事が出来れば、客役の芸人から自腹で1000円もらえ、逆に笑ってもらえなければ客にビンタされてしまう。なんだかコメディアン役の負荷が不当に重すぎる企画。正直作家役がヒマそうで勿体ないです。

企画説明を聞いている間、背が高いので自然と後ろに並ぶくせが付いているスリムさんたち(他の7人は皆170センチくらい)。手持無沙汰になったのか、真栄田さんが、ジューシーズかお茶ノ水男子の一人にじゃれついてたのがちょっと可愛かったです。後ろから「あすなろ抱き」した上に、その人の肩に顎のせてニコニコw が、思い切りスルーされてた(イヤがるわけでも、ノってくれるわけでもない)ので、諦めて腕を離した・・・と思ったら、またやってましたw なんか大型犬のように人懐っこい人のようです、真栄田さん。

さて、コント一回目は、真栄田、菊池、内間、ジューシーズかお茶ノ水男子のうちの誰か一人が作家役。皆ベレー帽を被ってちょっとエラソウなテイで座ってます。進行役の菊池君が何を話しかけても「ウイ」としか答えない真栄田さんで一笑い。
出来上がった最初のお題は「水戸黄門が貴婦人とじゃんけんをして、むせた」・・・どんなコントやねんw
演じたのはたしかジューシーズの内山君ぽくない方の二人。何故むせてしまうのかを全く考えず、唐突にじゃんけんした後むせて見せる貴婦人と水戸黄門(には見えない)。なんじゃそりゃーw

結局お客さん役の3人がクスリともしてくれず、お茶ノ水男子の金髪の人ビンタされるジューシーズの二人。耳まで叩かれたようでマジで痛がってました。ちょっとかわいちょう。

くじ引きで役割を変えながら3回くらい繰り返していましたが、いつまでたってもスリムクラブにコメディアンに回らないので、ちょっとイライラ。

ラスト2回でようやくスリムさん達の出番。まずラス2で内間さんがコメディアン役に。お題は「ワカメちゃんが熊射ちと、すごく盛り上がって、変顔した」 ちなみに「熊射ち」のワードを出したのは真栄田さん。

いきなりしゃがみこむ内間さん。熊の役でもやり始めたのかと思ったら「カツオにいさ〜ん、どこー?」わかめちゃんだったんかい!!
出だしにして既に客役のお茶ノ水男子のしいはし君が爆笑してるw
熊射ちに「お前なんだ?熊か?」と聞かれ「ワカメと申します」と真顔で答える内間さんw ダメだ。思い出しただけで腹筋痛いですw
なぜか「ワカメが大好きだった」熊射ちと盛り上がり、手に手を取って飛び跳ねるうちに、突然しゃがむのをやめていつもの内間さんに。いきなりにょっきりと身長180センチ以上になるワカメちゃんw この頃には残り2人の客も限界に来て、コーヒー吹き出して大爆笑。最後の変顔も決まって、テロップで「パーフェクト」と書いてもらえる素晴らしい出来。

いやあ、正直コメディアン役の準備時間が短すぎて皆玉砕して行く中で、今回唯一爆笑したモーメントでした。内間さんのポテンシャルがすごすぎるw

ラストはようやく真打?真栄田さんとチーモン菊池君がコメディアン役。*2 お題は「酔っぱらったサラリーマンが、テンションの高いウルトラマンと、マッスルミュージカルをして、うごいた」 う、うごいたって何だ?!wwwww

直前に内間さんがこの日一番の爆笑を取ってしまったのがプレッシャーになったのか、やけに動きの硬い真栄田さん。ウルトラマン役をやってまうすが、テンションが高いというより大人しいウルトラマンに。最終的に、突然立膝を付いてうずくまる真栄田ウルトラマン。3分経っちゃったんでしょーか。どうしたの?酔っ払いリーマンに揺さぶられると・・・「うごき」出しました!おお、これを考えていたのね。

真栄田さんは今回与えられたお題の中の行動の理由までちゃんと考えて演じていた唯一のコメディアン役でしたが、笑いにはつながりませんでした。残念。客役のジューシーズの誰か(内山君じゃない方)に「二人が全然絡んでない」と言われてしまいましたが 真栄田(照れながら)「ずっと上を向いてました。人の事を考える余裕が、ありませんでした、ので」 意外とテンパってたようですw

罰ゲームとして内山君(に似たジューシーズ)からビンタ。菊池君は普通に殴られてましたが、見上げるほど背の高い真栄田さんが明らかに怯えているので、(たぶんジューシーズの誰かに)後ろから羽交い絞めにされた状態でビンタ。小人に捕まったガリバーみたいでシュールな光景でしたw

ええと、結論から言うと今回は笑える所があまりなかったので、見られない地方の方もそれほど悔やむ必要なさそうです。来週はこの評価を引っくり返すくらい面白くなっていてくれているといいな。

*1:調べてみたら、チーモンは一年先輩だけど、ジューシーズは一年後輩、お茶ノ水男子に至っては08年結成で6年も後輩なのに先輩のはずのスリムクラブを真栄田、内間と呼び捨て。そりゃ真栄田さんも自分たちの事を「吉本の最底辺」という訳だなあ・・・。M-1後の皆の反応が楽しみですw

*2:くじ引きってことになってますが、どう考えても順番は構成作家さんが先に決めてる