GM〜踊れドクター/BSのドクターG

NHKのBSで再放送されていた「ドクターG」を見て日曜劇場のヒガシ主演ドラマGMを思い出したので、ドラマの感想など。
最初は「House M.D.の日本版なのかな?」と思っていたのですが、ちょっと趣向が違っていて楽しめました。ヒガシがジャ○ーさんをパロディにしてここまで思い切りよく笑い取るとは思わなかったし、「医者である前にダンサー☆」なヒガシのキャラが極端な分、椎名桔平がダメ医者から回心して患者の事を心から救おうとしていく姿を大げさでなく演じていて、心情部分もちゃんと描かれていたし、多部ちゃんは相変わらずめたもそ可愛いし、ハムテルが別人になってたしw、色々な魅力がありそうです。唐突にダンスし始めるあのアホなノリ、「医療ドラマ」としては受付けない人もいるかもしれませんが、私は好きですv

(元ネタになったと思われる)ハウスでは、新しいレジデントを募集したらすり鉢教室が満杯になってしまうほどで、アメリカでは総合診療が浸透しているようですが*1、日本じゃ総合診療?それおいしいの?状態な気が。ドラマ「GM」では採算の合わない日陰部署としてお荷物扱いされている人々が、これからどうやってチームになっていき、汚名返上していくのか、最後に元Zooことエグザイルの社長は出るのか(こらw)、先が楽しみです。このドラマで総合診療が世間に広まって、一人でも多くの難病、または他の病院で匙投げられてしまった患者さん、見立て違いで適切な治療が受けられていない患者さんが救われていくといいですよね。

NHKのBSでは、本物の研修医を集めて総合診療(鑑別診断)を行う「ドクターG」の再放送をしていました。指導役の現役総合診療医の先生が、あまりにも優しそうな方でびっくり。ハウスやファイヤー後藤*2のせいで、総合診療医=頭はいいけどヘンな人、のイメージが出来てたようです、わたくし(こら)。それにしても研修医さんたちと指導役の先生では、同じ患者さんでも、重要だと目を付ける症状が全然違うし、結論(病名)も全然違う・・・。「総合的に診療する」って奥が深いですね。研修医さんたちには頑張ってほしいです!最後に紹介された「疲れきっている時こそ、一晩にひとりでもいいから患者さんを幸せにしようと誠心誠意尽くすことをモットーにしている」という指導役の先生の言葉が印象的でした。

ETA:あれ、汚名は返上だ。挽回じゃないわ!思い切り日本語間違ってたので直しました。「日本人の知らない日本語」のダイアナに怒られちゃいますねw

*1:それ以上にあのハウスがちゃんと名医として知れ渡っていたことにびっくりw 考えてみたら、論文や診療実績を見ただけじゃ「度し難いほど口の悪い、ヒネくれたオッサン」であることは分かりませんもんねv

*2:Fire Gotoって「後藤をクビにしろ!」って意味にも取れますよね。アメリカ帰りの人にしちゃ不思議な芸名??