趣味悠々 楳図かずおの今からでも描ける!4コマ漫画入門 第1回 自分の分身をつくろう

野球延長のおかげで、開始時間が押していたDTDXが始まるまでのわずかな時間だけ見ました*1


面白いです。先生の家が。
あーいや、とにかく人柄の良さそうな天才ウメズ先生の懇切丁寧な指導と、聞き手として非常に優秀な松本明子*2&のんびり具合がNHK教育にぴったりなシャ乱Qまことのコンビネーションもよいのですが、例の裁判にまでなったウメズ先生の家が素晴らしいのです。

素人が短時間で見てるので間違ってる所多いと思いますが・・・赤・白・緑・青・黄と原色ばかり使っているのですが、外観からして美しいし、緑を基調にした玄関(カーテンまで同じ緑でお揃い)、輸入建材をふんだんに使った吹抜けホールには特注のステンドグラス。ダイニングテーブルにはプロバンス風の発色のいい赤地に柑橘類の絵柄のテーブルクロスをかけて、階段の側面に少しだけ青をあしらい、台所はブルーグレイのシステムキッチン*3の上にまたプロバンス風の黄色(階段の青同様、ゴッホのひまわりみたいな独特の発色)で、床は薄目のテラコッタ


常人がやったら収拾がつかなくなりそうな配色ですが、白の面積が多くて、さし色としての原色が利いているのと、一つ一つの色が濁りがなくて深いとてもいい発色で、見てて非常に快い。つまり、なんかもう圧倒的にセンスが良いのです。


輸入建材はヘタに使うと成金風、ハリボテ風で悲しい感じになりがちですが、ウメズ先生は異文化の消化力がパないです。マネじゃなくて完全に原理を理解してから自分流にアウトプットしているので、あれだけ原色を使いまくりながらもデザイン上の破綻がない。
アメリカの良い時代の美しい家の構造と、南仏風の色彩センスがとにかく好きで良く勉強してらっしゃるのだな、というのが伝わってきます。


先生のお家で撮影というのは、もう教育テレビが総力を挙げてウメズ先生の美意識の高さを全国に伝えようと、あらぬ誤解を解こうとしているのでは、とすら思ってしまいました(あながちうがちすぎでもないと思いますのよ)。


ええと、絵心のない人にも漫画が描けるようにとことんハードルを下げてくれる先生の教授法もステキなので、ウメズ先生に興味あってもなくても楽しめると思います。インテリア好きな人は必見。

*1:木曜10時は不毛地帯録画。日テレに03が出てしまうと、もう他に方法がないのです

*2:この日は先生リスペクトで赤白ボーダーシャツ

*3:こぢんまりしているけどおそらくアメリカ製かドイツ製の設備でしっかりした作り