キングオブコント2009 決勝
はー、終わりました。
あーあーあー（嬉しいを通り越してしまって何を言えばいいのか分からない境地）。
決勝進出が決まった時も、優勝決まった時も、お三方は歓喜よりもポカーンとしてましたが、わたくしもそんな感じです。真剣に応援しすぎて疲労困憊。
放送終了後に03の決勝ネタを5回くらい見ました*1。その後、サンドの決勝ネタを見てから03の一回目とサンドの一回目を見直し。
やっぱり一回目はサンドの方が面白かったし、二回目は03の方が面白かった。そしてサンドの一回目よりも03の二回目の方が面白かった。
つまり、いい勝負だったんだなあと（←こんなに何度も見返す前に気付きましょう）。
正直一巡目は結構苦行でした。03の優勝かかってなかったら途中でチャンネル変えてたかも。ジャルジャルはもっと出来る子だと思っていたのに。ロッチはいつも通りの出来。しずるは冥土の土産面白かった！天竺鼠は初めて見ましたが、一回目すごく緊張していたように見えました。
モンスターエンジン
「東京03の出番が一番」というのはあんまりだと思っていたのですが、意外と高得点（後になって思えば）を出してしまったせいで、続く若手の点が伸びず。結果的に03にとっては災い転じて福となったようですが、モンエンの競馬中継はもうちょっと得点伸びても良かったんじゃ・・・。時々西森さんの滑舌が悪すぎて何を言っているのか分からない所が多々あり。「吉本にもコカドより滑舌悪い子いるんだ！*2」と妙な感動を覚えつつも吹き矢に始まりツボでした。モンエンのコント初めて見ましたが、他のも見てみたいです。
ロッチの紹介VTR
事前紹介番組を圧縮しすぎｗ ロッチのコンビ結成話は、コカドが相方に逃げられ、そうちゃんが芸人辞めてまで結婚しようとした彼女にフラれた話入れとかないと！松っちゃんの頭の中では「沖縄で、この二人の間にどんなアッー！なことがあったん？」になってしまった模様ｗ
しずるのハートの強さ
一本目の終了後「どうでした？」とあっさりダウンタウンに感想を求める池田ｗ 断られて、真顔で村上「じゃ、メールで」。村純は、すごくいい意味で図太い男なんだなあと脱帽。来年はきっとキングオブコメディの強敵になることでしょう（もう来年の優勝争いの中心はキングと信じて疑わないわたし）。
ネタ選びの怪
ロッチの二本目（シモ、ダメ、ゼッタイ！）、インパルスの一本目（ハレの日にあえてケのネタをやる板倉。天の邪鬼めv）、ジャルジャルの二本目（相撲の時みたいに麦わらが最後にまともな指摘をして、後藤が地団太踏むオチの方がよかったんじゃ・・・）、しずるも二本目は微妙にシモ。
大きく息を吸ってみんなまとめて聞きたい。「なぜそのネタを？！」
でも事前に中岡がブログで「勝つためのネタではなくて、みんなに見てもらいたいネタをやります」と明言していたので、「決勝で巨乳、巨乳言い」まくるのがロッチの男の夢だったのだな、と納得してみます・・・できるかい！
東京03
一本目は準決勝と同じ。飯塚さん明らかに緊張してたけど、意外に高得点で良かった・・・。
二本目は豊美ちゃん。カーテンを開けて「オーシャンビューよ！」と言った瞬間に「あるかも・・・」と思い、角ちゃんのハーモニカで「これは勝てる！」と確信しました。ていうかズルいです、おじさんたち。ネタの選び方が上手すぎる。去年失敗したものね。
今日の豊美ちゃんは、パステルカラーでまとめて頭にはカチューシャ。若林の理想の女の子の服装ですね、分かります（違います）。
一回目のサンドイッチマンがあまりに高得点だったので、正直あきらめムードで見ていました。でも、二回目は段々得点インフレが起こり始めてもう訳が分からない状態に。一回目は審査員の皆さん慎重に低めに点をつけていたんですね。二回目で「一回目もっと入れといてあげればよかったなー」と思った所に補正していたのかな。
それでも、03の得点には驚きました。そ、そんなに出しちゃう？半数以上が10点満点？飯塚さんも豊本もむしろ引いてたというか（角ちゃんは泣き笑いで目がなくなってたｗ）。でもようやく、ようやくですよ。よくがんばったなあ、03。おめでとう！おめでとう！おめでとう！
03の得点が出た後のしずるのコメントが、さわやかかつ男らしくて見直してしまいました。村上「悔しいという気持ちを通り越してしまいました」池田「圧倒的でしたからね。完全に負けじゃねえか」 ちょっとスネ夫みたいだと思っててごめん！コントにいつも少なからず悪意を含有してて「恐ろしい子！！（白目）」とか思っててごめん！このコメント聞いて、来年も決勝でしずるを見たいと思いました。でも優勝はキング（ry
ダウンタウン
正直、「生放送で決勝」というだけでも緊張するのに、吉本の若手にとっては神のような存在であるダウンタウンが司会となると、怖くて委縮してしまって普段の力が出ないこともあるんじゃないかと・・・。若手の点が伸びなかったのはそれだけではもちろんないですが、難しい所ですよね。二人が何かコメントを言ってしまうと、ダイレクトに審査結果に響いてしまうので、ボケ以外何も言えない、というもどかしい感じの進行。
浜ちゃんは、一回目に吉本の若手がどんどん700点台付けられていった時、加速度的に疲れて行って、10歳くらい老けこんだような表情になってしまって。
吉本の若手だからというよりも「アカン、ウケてない！これでは裏の江口に視聴率負けんで！！」という責任感で疲れたんでしょうね。03の二回目の得点が出て「面白くなってきたー！」とあんなに喜んでくれるとは、びっくり。でもあれは03に喜んだんじゃなくて「盛りあがった！これで視聴率取れる！」という喜びだったのだろうなあ。出演者は自分のネタのことだけ考えていればいいけど、それを数字に変換しなければいけないダウンタウンにかかっていたプレッシャーはかなりのものだったのだと思います。
それにしても、03の2回目前に、絶妙なタイミングでキングにコメント聞いて嬉しかったです。3時間ボケ続けて最初と最後はきっちり木村さんとギャグを合わせた松っちゃん、あっぱれ。
審査員
毎回探していたのにロザン見つけられませんでした（見る所そこかい）。ザ・ギースが何度も何度も抜いてもらっていてちょっと嬉しかったです。TKOと同じく「去年決勝進出なのに審査員席」なのに全然ダウン君とタウン君にイジってもらえなかったけど、高佐さんのメガネが一杯拝めて満腹です。後で冒頭に巻き戻したら、ギースの斜め後ろに菅ちゃんと目窪が！ということは結構映っていたはず？高佐さんのメガネに心奪われたばかりに見落としていました。も、もう一度見直そう・・・。
審査員でなんといっても嬉しかったのはトータルテンボス。二人とも事務所に関係なくよく見てくれていたみたいで、ウケてる顔が何度も何度も抜かれてた気が。
特に03のネタの後「今のは面白かった！」という感じですごく素直にニコニコしている大村と藤田を見て「トータルのファンで良かったなぁ」と思わずホコホコしてしまいました。上機嫌で右隣に話しかけている藤田を見て「愛くるしい！」とさえ思いましたよ。あ、もちろん大村の方がその3京倍くらい愛くるしいわけですが（死ぬまで言ってなさい）。
まとめ
はー、長々と書いてしまいました。しかしあれです、3時間の長丁場を真剣に見過ぎて疲れ果てたので、来年からは決勝は6組くらいにならないかしら。あるいは10組にして、2回目をやれるのは上位5組だけとか。って、もう東京03が優勝したから言えることですね、すみません！やついさんに怒られてきます（嘘）！
さて、優勝はしましたが、これから03のお三方の生活が、R-1後の博多華丸やM-1後のサンドイッチマン、オードリーのように劇的に変わることは多分ないですよね。取材はちょっと来るかもしれませんが、ひな壇には全く向かない人たちだし。
ライブのチケットだけは確実に取りづらくなりますよね。飯塚さんにとって理想の「ライブで食っていける芸人」にはなれますが・・・泣けてきます。地方で良かったような、地方でも取りにくかったらどうしようかしら、とほほ。
今後、間違っても「行列」や「さんま御殿」に出ることはないだろうし、出させてもらえるとしたら、ゴッドタン以外では「タモリ倶楽部」くらいが一番合ってそうですが（優勝したのに深夜を勧めるわたし）、お三方ともあまりタモさんと被るようなマニアな趣味は持っていなさそうだからダメかなあ（取らぬの狸の）。
もしも間違って「徹子の部屋」に呼ばれちゃったら、心配すぎて心臓止まらないように救心の小瓶を握りしめて見ることにします。
あ、その前に「レッドシアター」に出てもらわなくては！コントだけじゃなくてコーナーにも出て、ジャルジャルやしずるにここぞとばかりにいじめられまくる3人のおじさんたちが目に見えるようです。ロッチは「あー、あー！」とか言いながら遠巻きに見てそうｗ
さて、9月30日に絶妙なタイミングで角ちゃんの歌手デビュー。うっかり売れちゃったらどうしましょうか（取らぬ(ry）。
