ボクらの時代 オダギリジョー×次長課長・河本準一(前篇)

初めて見ました。いい番組だなあ。キャンピングカーで呑みながら河口湖へ向かうオダギリジョーと河本。ジョーくん、もっちの仲。二人が小学校の同級生とは知りませんでした。

津山小学校のプリンス

河本が小学3年の時、オダジョは6年の時に転校してきたので、同級生だった期間は短い。当時「津山小学校のプリンス」としてモテモテだったのは河本の方だったそう「足が早い、背が低い、色が黒いの三拍子揃っていた」そうです。
オダジョ「あとやっぱり面白さがあったよね」
ここで河本の顔が曇る。「あの時は2番目のオヤジのDVがいちばんひどかったから。学校ではその辛さを見せたくなかった。学校に行くのがいちばんの楽しみだった。ちょっとでも長く外で友達といたかった。家に帰りたくなかった」おかん話でよく聞いてはいたけれど、やっぱりせつない。

同級生を探そう

ベッカムと同級生なのは知っていたとオダジョ。アンジェリーナ・ジョリーもと聞いてちょっとショック受けてました。他に山本モナタイガー・ウッズ
オダジョ「ベッカムが一番かと思っていたけど」 河本「ウッズがトップやね、多分」ジャンルもスケールも違うけど、とりあえず競争してみる男の子たち。
河本「違う意味で山本モナさんがトップですね」ちょっとマネのできない人です、たしかに。

テレビの中で同級生をみつけた!

河本君が、まだ売れる前のオダジョをテレビでみつけたのは、さんまがホステス、たけしが客のコント?番組の中。さんまが出ていたとはいえ、特に意識せずに見た番組だったのでびっくり。「二度見してしまった」
その頃、河本は吉本には入ってたけど、まだテレビにも出られていなかった。ずっと連絡取っていなかったのに、テレビに出た途端声掛けるのもどうかと思って、オダジョの事務所に手紙を送ることにした。書き出しが「僕はオダギリジョー君の小学校の同級生です。信じてください」 オダジョ「え、そうなの?知らなかった」河本「イタいファンからの手紙だと思われて、ジョー君の手元には届かなかった」そうです。

「理想の人」

オダギリジョーの理想はデイヴィッド・リンチ。例の河本君主演で、わけわからんと大評判なオダジョ初監督映画「さくらな人々」はリンチを目指していたんだそうです。「理想がデイヴィッド・リンチで、現実さくらだからw」と、もう笑っちゃってるオダジョ。
「ちょうど高校生の頃にリンチの『ツインピークス』がすごい人気で、今の『24』くらいの人気だった」
たしかにたしかに。同世代だなあ。が、河本君はデイヴィッド・リンチを知らず、きょとん。


逆に河本は「昔から聞かれるけど(相方の)井上も同じで、理想の人はいない。唯一 井上の方が面白いこと言うと悔しいなあって。人のマネは絶対にしたくなかった。流行ってる遊びじゃなくて、二人で考えた遊びの方が面白くて、二人で面白いこと考えてキャッキャ言ってる方が楽しかった。だから、自分の場合は理想が現実」河本君、ちょっとかっこよくて、すごく納得。講演してほしい。草野キッドあたりで。

オダジョと河本にとっての「個性」

ファッションを例にとり、「自分たちの時代から若者が個性を大事にするようになった」というオダジョ。昔は白いTシャツにブルージーンズの加瀬大周や吉田栄作をみんながマネしてた、言わば「右向け右」。ちょうど自分たちの頃から個性を考え始め、「今の中高生は人と同じの格好なんか全然していない」。一見共通性がないように見えて、「もっちも同じように、人のマネするのが嫌だったんだね」と共感するオダジョ。


三つ編みヘアのオサレ番長オダジョの「個性」はまず形からって感じですが、一見ふつうの河本君は中から湧き上がってる物が尋常じゃないので、二人の「個性」はとらえ方が少し違うかも。これはオダジョは自作もあるものの基本的には演者で、河本は自分で創作し続けているから、でしょうか。とはいえ、オダジョはあまり好きではないけれど演者として天才だと思うので、どっちの方がスゴイとかそいういうのはないでござんす。「僕の妹」での自然な演技は寒気がするほど上手かったなあ。

来週はオダギリジョーが今いちばん会いたい人が登場

まだゲストの名前は明かされていないのですが、幼馴染ふたりのトークがすごく面白かったので、ゲストが来るのが楽しみなような残念なような? ふたりは夜 手持無沙汰だったのか男ふたりっきりで花火大会してました。


続きは8月16日あさ7時から。