タイムスクープハンター2009/05/20放送分「女たちの関所越え」

ようやく見られました。最終回。

最終回のきょうのテーマは「女たちの関所越え」です。舞台は江戸時代です。
取材する対象は、当時では珍しい女性だけ旅にでる3人組。
「入り鉄砲に出女」という言葉は日本史の授業で習ったことがあるのではないかと思いますが、江戸時代、関所を越え江戸から旅に出る女性は、それこそ鉄砲と同じように、厳しく取り締まられていました。
沢嶋のレポートは、関所での取り締りが実際どのように行われていたのか、実態に鋭く迫ります。
そして実態に迫るだけでなく、彼女たちの“旅の理由”から思わぬ江戸時代の真実も見えてきます…
「女たちの関所越え」、最終回にふさわしい驚きの展開に注目してください!
余談ですが、今回は隠しカメラが登場します…

http://www.nhk.or.jp/eyes-blog/900/20006.html


「隠しカメラ」のおかげで、いつもにもましてブレアウィッチ感のある映像でしたが、関所の取り調べシーン、カメラ切り替わってるんですよね。主人公3人を横から写していたのが、ユキちゃんの荷物に隠したカメラ。でも彼女たちをお尻の角度から撮っていたもう一台のカメラは、どこに仕込んでたんでしょーか。まあ、そういうところも含めて可愛い奴めな番組でした(先週もこんなこと言ってたような気が)。


番組テーマとして、鉄砲はともかく出女が取り締まられる理由がよく分かりました。
3人目の旅人の抱えていたトラブルと後日談を表すナレーションで、女性の人権についてちらりと触れていましたが、人権のなさ加減よりも、女性達のしたたかさ、強さがさらりと描かれていて、最終回に相応しい希望のあるエピソードでした。


主人公3人組は、日焼けしてノーメーク、髪も地毛で結い、お歯黒もばっちりの女優さんたち。いわゆる時代劇ではほぼ再現されない部分がきっちり見えて、この番組の面目躍如でした。


例によって、ケンカになると何度も助けようかと迷いつつ戻る沢嶋君ことキャナミンが可愛かった。
ラストシーンで未来に戻れなくなって大ピンチのまま置き去りの沢嶋君。でも引きとめてる力は「絶対続編つくりたいんじゃー、こんなオモロい企画がたった8回で終わってたまるかー」という制作陣の欲目だし・・・げほげほ。ともあれ、公式サイトも(番組終了後に)できたことだし、続編を臥して待ちます。はたして第二シーズンの沢嶋君は、人目を忍んで森に潜伏する小野田さん状態になっているのか、すっかり江戸時代人化してまぎれ込んでるのか。