キミハ・ブレイク 宝塚特集 2009/05/04放送分

司会者:中井美穂チュートリアル
スタジオ出演: 宝塚歌劇団 雪組岡江久美子松本伊代早見優眞鍋かをり坂本昌行(V6)
コメント出演: 唐沢寿明及川光博谷原章介
特集:安蘭けい


楽しみにしていた世界びっくり旅行社に落胆して、なんとなくチャンネル替えていたら遭遇。
宝塚は昔WOWOWで「砂漠の黒薔薇(だったかな?)」を見て「意外と面白いのかも?」と思ったものの、それ以来接点がなかったのですが、身近にいる宝塚出身者が、いい人なのに言動に謎多き方。あの行動原理が分かるかも?という気持ちと、いかにも宝塚に興味ゼロのチュートリアルがちゃんと司会できるのかしらという親心も手伝って見始めたら、最後まで引き込まれてしまいました。宝塚に寄りすぎず、かといってあの不思議な世界をバカにもせず、上手に距離をとってあったせいか、ファンじゃなくてもしっかり楽しめました。

コメント出演のミッチーと谷原章介、ある意味意外性なさすぎて爆笑。唐沢はちょっと意外だったけど、川平慈英と並んで日本の演劇界とミュージカル界を最も応援している人だから出てきたのかな。


チュートリアルは、福ちゃんがあんなに喋っている所初めて見ました。下手するとネタの時より沢山話していた気が。バラエティ的なトークに慣れていないタカラジェンヌたちに上手にツッコミ入れてテンポ上げてくれていて、すっかり見直してしまいました。徳井はすみれコードの前にほぼ沈黙。10年に一度の宝塚運動会の映像にはえらい食いつきようだったけど。あれは何か一つコントができそうな衝撃映像でした。


「先輩がカラスが白といえば白」とか、入学式の入場の仕方から先輩にスパルタで鍛えられるとか、男役と娘役の微妙な地位の差とか、お揃いのコートを着て行儀よく地面に座ったままでスターに声援を送るファンの一糸乱れなさすぎる行動とか、朝からステーキを食べる草刈民代似美人の天然っぷりとか。知人の元タカラジェンヌの行動原理がどんどん解明されて「やっぱり悪気はなかったんだな、宝塚のスターシステム、軍隊ばりの上下関係と別世界っぷりがああさせていただけなんだな」としみじみ実感。乙女の園が違う意味での「組」に見えてきました。