ソクラテスの人事 2009/04/30放送分

司会者:南原清隆、高田純二、ほしのあき(思ったよりもバランス絶妙)
出演者:座り順 左→右
後列 竹内薫 松居一代 小島よしお 本村弁護士
前列 なぎら健壱 西川史子 知花くらら 次課長河本


次長課長 河本目当てに録画。
この回で4回目のようですが、初めて見ました。
誰が言ったか忘れましたが、「人生賭けた大喜利」って言いえて妙。
受ける人の身になってみやがれ。

1問目 今ここに”ない”ものを3つあげて下さい(制限時間15秒)出題企業:チームラボ株式会社(ITコンサル)

「制限時間15秒」で全員テンパり気味。なのに絵を描いて説明しようとしていた竹内薫さん、さりげなく不思議です。
河本:財布、ケイタイ、りんご← 一番大喜利強そうなのにテンパリ具合が如実に
小島:ダンベル、よゆう、よゆう← 即ダメ宣告。
西川:父、母、彼← 「彼」は今日ここで見つかるかもしれませんよ〜というナンちゃんのフリに、出題企業社長(リリー・フランキー似)が即答で「貧乏ですッ」。色々と分かってる社長。


なぎらさんは15秒で書けたのは「生活感」の1単語のみ。
が、トークの力で「生」「活」「感」の3つに滑らかに展開。
ふしぎ発見で草野さんに食い下がる板東英二ばりの粘りのおじさん力。
板東さんと違って(司会がドSの草野さんじゃなくてナンちゃんという違いもありますが)追い詰められても焦りを見せずに話を膨らませていく姿はテキ屋の口上ばり。お見事。


なぎらさん(真顔でホラ話名人おじさん)枠で今後出演希望:トータルの大村、電気の瀧

2問目 南米で大ブレーク中のスポーツ"パケレレ"を日本に紹介するときのキャッチコピーを考えてください。  出題企業:株式会社サニーサイドアップ中田姐さんのPR)


面白そうな出題ですが、結局はあまり回答者の人格があぶりだされない問題のような気がしました。
そのせいか評価基準は「こじつけ力」。他社の出題を見終わった後気が変わってしまい、最終選考でしっかり軸がブレていた人事担当者さん。

3問目 みなさんは○×商事の社員です。明日の日曜日 大事な取引先との野球大会があります。手元の情報から9人のメンバーのポジションを話し合ってつきとめて下さい。  出題企業:株式会社クレディセゾン(クレジットカード)


各自に「高田さんは奥さんと仲が悪い」「独身者は○名」「ライトとセンターは独身者」などの断片的な情報が書かれたカードが配られ、真ん中に野球盤、脇にホワイトボードが準備されてスタート。
実は正解はどうでもいい。“コミュニケーションスキル”と、“集団の中で場を読む力”を見るグループワーク。


情報カードを他の人に見せちゃいけないと言われたら生真面目に守り続ける素直な西川先生
逆に丸見えでも全然気にしてない、意外と豪快な知花くらら
ホワイトボードに群がる回答者たちからちょっと離れて後ろから下がり、放置されていた野球盤の管理をし始める河本
立ち位置が見つからずにウロウロしてる小島
結果的に出題者からみた最短ルートの思考法を実現していた竹内薫など、観察してると確かに面白いです。


その間、司会者トリオと人事担当者は、ロンハーというかねるとんというか、無意識に出た「地」をこっそり実況。
受ける側の身になると、イヤなテストですねー、これ。


演出でしょうが、回答者たちが意外に採用通知に一喜一憂している姿が印象的でした。
選ばれる、選ばれない、という心理的負荷は、番組と分かっていても結構大きいのかな。


2社から合格をもらいながら「バラエティのおやくそく」のような最終選考で全部落とされた河本、かなりブルーな顔。
クレカ会社の人事さんから「他の会社でもやっていけそう」な器用貧乏さと、意外とナイーブで「はっちゃけてない」ところを心臓一突きに。
河本:「それって芸人としてもダメじゃないですか〜」


相方の仇打ちに、この世にある大抵の会社の人事の想定の斜め上をゆく井上課長の登場を期待したいです。


次回は5月14日放送。
カシコ枠でピーター・フランクル、芸人枠でバナナマン、おばさん枠で仮屋崎さん、別嬪さん枠で矢口真理はよいとして、
スポーツ枠で出走の元木大介がどんな走りっぷりを見せてくれるのか気になります。予約済み。